映画:消されたヘッドライン
「暴くのか、逃げるのか―。それは、一人の新聞記者が見た“現代アメリカ最大の闇”。
2003年のBBCの大人気サスペンスドラマをハリウッドで映画化したものだそうです。
一足先に見させていただきました。5月22日公開の『消されたヘッドライン』。ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、ヘレン・ミレンなど実力派豪華俳優陣。
骨太な内容でした。
すごいなぁ、よくこういった内容や展開を考えられるなぁ、と思ったら
脚本は「フィクサー」や「デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく」(5月1日公開:3月分のこのブログに感想をかかせてもらっています)のトニー・ギルロイ。本当にこの方の頭の中はどうなっているのでしょうか。展開といい、トリックといい細部まで練られたプロットに脱帽です。おもしろいんですよね~
。どんな学びをしてきたらこういった脚本が書けるのでしょうか。
フィクションなんですが、最近の報道や世界情勢を加味すると、現実に肉薄しているんじゃないかとさえ思ってしまうほどです。
主人公のカル(ラッセル・クロウ)は職人的新聞記者。そのカルの親友で議員のスティーブン(ベン・アフレック)の不倫相手が不審な死を遂げる。スティーブンは時を同じくして国家を巻き込む黒い疑惑を追っていた・・・。カルが事件を調べていくにつれ、恐ろしい事実が見えてくる。そしてもう一つの殺人事件との関連性が!事件の背後に見え隠れする巨大な陰謀にペンを持って立ち向かう記者の命を賭けた戦い!!もちろん、びっくりする大どんでん返しがあるわけですよ。しかも、一つじゃありません。
最近、新聞へのオマージュ、と感じる映画を続けて見ています。このブログでも書かせていただいた「路上のソリスト」も新聞記者が主人公(実話に基づいた作品)でした。新聞は真実を伝えるものだ、伝えてほしいという社会の確信と期待を感じます。この情報が氾濫する中で、これまで以上にプロフェッショナルとしての情報の正確性が求められているのではないでしょうか。私も肝に銘じます。
そして○○の産業化への大いなる懸念と抵抗。
○○は物語の核心に触れるので内緒です。が、なんとなく・・・ですよね。
大事なテーマです。
太った新聞記者を演じたラッセル・クロウが輝いて見えました。
5月22日公開
配給:東宝東和
監督ケヴィン・マクドナルド
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コメント
いつも見たくなる書きっぷり!うぅ〜行きたい!なかなかいけないのが残念!
彩ちゃんのブログで行った気になろっと!ありがとう!!○○…なんだべ〜
想像想像…
投稿: かおりん | 2009年4月23日 (木) 22時15分