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2011年11月28日 (月)

築港、萌え

築港、萌え
築港、萌え
15年ほど前になるが、

野蒜築港跡を、取材したことがあった。


宮城県の野蒜である。
野蒜に大きな港が出来ていたら、地域性も変わっていただろうと、思ったことを覚えている。


今回、行ったのは熊本県の三角西築港だ。

取材当時は、チッコウとは聞き慣れない言葉だなぁと思った。築港と書く。

明治時代、近代日本のインフラとして宮城県の野蒜築港と福井県の三国築港と熊本県の三角西築港が整備された。


現在もその姿を残すのは、写真の三角西築港のみだそうだ。

ドラマ『坂の上の雲』のロケ地にもなっている。

天然の海の要塞のようにも思われる地形。
周りは、高さのある島や山。狭い水路となる島々の間。
敵に見つかりにくく、敵が入ってくればよく見え攻撃もしやすいと考えたのだろうか。


しかしながら、近代日本の三大築港はどれも現在はその役割を終えている。なぜ、港として活用されなかったのだろうか。そこに生まれた期待はどんなものだったのだろうか。


一抹の寂しさを覚えながらも、この美しい景観が、汚れずに残ったことをお弁当を食べながらかみ締めた。

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