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2012年7月22日 (日)

マイケル・ポーター教授のお話

マスターの時にポーター教授の経営戦略論を知り、様々な考え方を学びました。

当時は、ドラッカーを読んだのと同じ時期にその考え方を読みました。

ドラッカーが哲学的であるのに対し、ポーターはより現実的であったと思っていましたが。

先日、ポーター教授本人の講演が都内で聞けると聞いて行ってきました。(ボストンからの中継で)

『Creating Shared Value』という概念を伝えて下さっていました。

絵に書きましたように、Philanthropy寄付から⇒CSR企業の社会的責任⇒そして、CSV共通価値の創造へ。

ということです。

寄付という行為から一歩進み、企業が社会的責任を果たすため市民やNPO/NGOと協働したり、CSRという名のもとに様々な活動が行われている現在です。

ほんの5,6年前にはCSRなんて世の中には、なかなか受け入れられない概念でした。

一部の人たちの頑張りから、企業経営戦略の最前線へ躍り出た感があります。

ちょうど、環境を考える気運と合致したのだと思います。

そして、ポーター教授がいう、CSVへ。

社会の様々な問題の解決に、ビジネスを使う。

企業の持つ資源である、サプライチェーン・商品・人材などによってその地域の問題解決に向かう。

企業は、サプライチェーンや商品などがあることが、競争優位になるという。

貴重な地球資源を使ってプロダクツを生産してきたスタイルから脱却し、

生産することによって社会問題を解決することが出来るものに変えていく・・・。

企業が持つ資源があるからこそ、社会問題の解決に繋がるようなスタイルにすること。

それが、これからの社会の中で、企業が生き抜く道である、と。

ピカーン

大きな企業だけに当てはまるのではなく、小さなお店、団体、そして個人にもそのような価値観が備わったら

仕事が幸せをも生産できる!

確かに、地球の資源を搾取して、物を作る時代は終わったのかもしれません。

東日本大震災を経験した私たちは、そのことを実感しています。

地球温暖化防止を考えるときも実感します。

そろそろ、本当に、変革の時かもしれません。

Cocolog_oekaki_2012_07_22_12_29

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